白露


白露 新月

8月の終わりと共に訪れた
秋のまんなかのような風
久しぶりの晴天に
夏を惜しんでいたのも忘れ
あぁ、秋だねと見上げる私は
相変わらずゲンキンだなと笑う
ふかい息をひとつ吐いたら
次の季節へ向かおう
美しい秋のはじまり



(とんこ)

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