3年ぶり


私の中のまつりは いつもどこか哀愁と共にあり それは町内に山車がなかった疎外感か 輪に馴染めない性分ゆえか 3年ぶりの今年は カラカラと下駄を鳴らして 空の心で街へ出てみた やぁやぁと招き入れてくれる人 偶然ばったりで花火も見ずに話し込んだ友人 行きつけの店のマスター まつりの風が色づいた夜 (とんこ)
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