
いつも誕生日にちょっとしたプレゼントをくれる母に
「今年から毎年1冊本を選んで欲しい」と告げた
私が物心つく前から今でもずっと
地元の図書館で絵本の読み聞かせをしている母
家の本棚には寝る前に幾度となく読んでもらった本や
なんとなく怖くて隅に押しやった本がずらり
そんな私はまだ絵本の魅力に気づけずにいる
母が長い年月をかけて出会ってきたもの
大切にしてきたものを引き継ぎたいと思った
最初の一冊に選んだ本は、挿絵が怖くて手を伸ばすことのなかった「花さき山」
またずいぶん地味な本を…と私は言った
50年前に生まれた絵本はこの先誰がどんな風に感じるだろう
(とんこ)