今年は内観の年だったそうで 自覚無いままに12月 もういい加減気づきなさいよと ここにきてガツンと頭を叩かれる 自分を愛することなんて 今までしてこなかったことにすら はじめて気づく始末です でも傷だらけでボロボロになっていたのは 私ではなく不許可おじさん 彼に守られていた私は 柵の中のつるんと無傷の赤ん坊だった 特性と障害は紙一重 自己であり生きずらさでもあり 当たり前と思っていたその感覚は どうやら当たり前とは違うらしいと知った時 責めるべきは相手や環境ではなく 私は被害者でもなかった そもそも何も傷ついていない それに気づいた翌日 重い鎧を何重にも重ね疲れ切った不許可おじさんは休暇に出かけた きっと今頃、暖かい南の島で素っ裸でぷかぷか海に浮かんでいると思う 今日はここまで。 不思議なおはなし。 (とんこ)
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